2009/06/29

ブリオン家の墓


ヴェネト地方の街トレヴィーゾから遠くない村アルチヴォーレの公共墓地に隣り合わせて「ブリオン家」の墓があります。宿を出てから朝一番で行くと誰もいなく、静かでとても気持ちよかったです。。。





この空間はヴェニスの建築家カルロ・スカルパの設計で彼の作品の中でも最も有名な仕事。

静寂さの中に緊張感があり、こういう感じって京都の石庭とかに通じるところがあります。

近代でこれだけ洗練されたお墓ってしらないけれど、またこういう事にこだわり「建築における精神性」などと言うものを追求しようとする建築家もそういないですね。
ここにくるのは2回目。最初にきたときは夕方で重厚感のある光が印象的だったけど、今回の朝の光もまた緑を際立たせくれ、打ちっぱなしのコンクリートの素材も映えて、ヴェネチア・ガラスを使ったモザイクの輝きがいっそう素敵でした。
水の演出がすばらしい!ひとつは溜められた水。ひとつは湧き出る水。静と動。


ひなたぼっこするトカゲくん。公共墓地には既に何人かの人が日曜日のお墓参りにきてました。 

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