2010/10/11

アルノルフィニー夫妻像

フランドルの画家ヤン・ファン・エイクの代表作と言われてます。1434年に描かれたもので、長い間スペイン王室のコレクションにありましたが現在はロンドンのナショナルギャラリーにあります。
油彩画の技術はファン・エイク兄弟が発明したと言われてますが、この作品はそれを証明する最も有名な作品です。板パネルに描かれていて、顔料はそれまでのテンペラ画のように卵白ではなくリンシード(麻)・オイルで練られています。画溶液は松脂から精製されたテレピン油が使われているのですが、今日もこれと全く同じ材料で「油絵の具」が作られています。

La Tempesta / 嵐

ジョルジョーネの油彩画で1507年頃に描かれ、題名は『嵐』と呼ばれています。僕の最も好きな絵の一つです。大きさは、高さ82cmに幅73cmの小さな作品。ヴェニス絵画で最も重要な作品であると同時に、これはアカデミア美術館にある沢山の絵の中で、もっとも不思議な作品かもしれません。何故ならこの絵のテーマが未だに謎なのです。