2009/07/20

月世界旅行 1902年



ジョルジュ・メリエスの最も有名な作品です。当時の作家、ジュル・ヴェルヌとウェルズの小説をもとにして作られたものです。リュミール兄弟が初めて映画を発明し公開してから6年後の作品だけど、映画史上ある意味では重要な作品だとおもいます。何故ならおそらく彼が最初の『特撮』をした監督だからです。彼が円谷プロダクションやジョージュ・ルーカスの先駆者といえるでしょうね。
つい最近パリのシネマテック(国立映画美術館)で彼の展覧会があり、そこで彼の撮影スタジオの模型や当時の現場の写真や準備のデッサンなどが沢山ありましたが、あらためて『虚構の中に映画の世界がある』ことを思い知らされました。

ちなみに今では公然の秘密のようになってますが、アポロ11号のときも、スタジオでの特撮があったって話がありますが。。。もし衛生中継を失敗したときのために撮ってあったのかもしれません。そしてその時の監督はスタンレー・キューブリックだとか!
まあ米国なら、やりかねないですね。とてつもない予算を使って映像がなかったら何の意味身もない事を知ってるから。そして人々は現実よりも映像を信じるということも。。。



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