ヴェニスを舞台にした映画は沢山あるけど、ウディ・アレンの『世界中がアイ・ラヴ・ユー』もその一つ。興行的には、いま一つだったらしいんですが、内容的には、いい映画だと思う。ウディ・アレン演ずる主人公が娘の手をかりて、絶世の美女(ジュリア・ロバーツ)を落とすという話。二枚目でもない男がいかにして美女を誘惑していくか。。。その手段は映画でしかありえない話だけど、特に偶然を装った出会いで、サン・ロッコ教会でティントレットの天井画を見ながらの口説きのシーンとか、笑ってしまいます。同時にこの作品は三十年代のミュジカル映画、そして特にマックス・ブラザーズの映画へのオマージュでもあり、ところどころに歌が入り、皆、吹き替えなしで歌ってます。ジュリア・ロバーツもなかなかシンプルに上手く歌ってます。ウディ・アレンは俳優たちには契約するまでミュージカルだという事を伏せていたそうです。 ☞
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