フランドルの画家ヤン・ファン・エイクの代表作と言われてます。1434年に描かれたもので、長い間スペイン王室のコレクションにありましたが現在はロンドンのナショナルギャラリーにあります。
油彩画の技術はファン・エイク兄弟が発明したと言われてますが、この作品はそれを証明する最も有名な作品です。板パネルに描かれていて、顔料はそれまでのテンペラ画のように卵白ではなくリンシード(麻)・オイルで練られています。画溶液は松脂から精製されたテレピン油が使われているのですが、今日もこれと全く同じ材料で「油絵の具」が作られています。