2009/10/30

ランジング・ブル (1980年)







マーティン・スコセッシ監督の作品ですが。その数年前に彼の作品『タクシードライバー』を見たときもにも感激したので、封切りされたこの作品に期待して見に行ったんですが、その迫力に圧倒されてしまったのを憶えてます。まさしくKOでした。『怒る牡牛』と呼ばれた伝説のボクサー、ジェイク・ラモッタの人生を描いたものです。フランスの国民的英雄であるマルセル・セルダンを激闘の上で倒し、世界チャンピオンの座を勝ち得ました。この映画ではロバート・デ・ニーロがアカデミー主演男優賞をとりました。超演技派で完璧な役作りをする事で知られる彼は『タクシードライバー』の準備のため3週間実際にタクシーの運転手をし、この映画では老いたチャンピオンボクサーを演ずるためにイタリア、フランスに滞在してレストランで食べ歩きが30キロ太ったのは有名な話で、最後に出てくるラモッタを演ずるデ・ニーロの姿は迫力があった。ラモッタ以外の誰でもないとしか言えません。。。ホントに。
オープニングのシーンも大好きでした。今見てもとても新鮮です。